小出先生、丸茂先生、姫野先生、各々の著書で示されている姿勢と顎位の関係について
咬合と顔貌(顎口腔系筋群)、顎関節、下顎位、頭位、体位(全身の姿勢)は、相互に作用し合っています。
姿勢維持において骨盤の傾斜に注目すると、
・不良姿勢 → 骨盤傾斜 → 顎が前へ → 同時に腹圧が抜け、背中が曲がりやすくなる
・良い姿勢 → 骨盤が立っている → 顎が引ける → 同時に腹圧が入りやすく、背中が伸びやすい
「顎関節のニュートラルポジションでかみ合わせを合わせ、経過とともに下顎位が安定するとバランスがとりやすくなる」という患者さんの反応はまさにそれが理由と考えられます。
バランスがとりやすくなるということは、左右の足底に重心をとりやすくなる、下顎位、敷いては、頭位、になるということです。
アウターマッスルを酷使して無理に姿勢を維持しようとして、腰椎や頸椎に負担をかけてしまうことも、そもそも姿勢を維持困難の理由を咬合からも検証する必要があることを学びました。
つまり、成長期における良い噛み合わせを作るための口腔機能育成と体幹を維持するための筋力を育てることは必要不可欠であることがわかります。
「診査・診断」から始まる。
口腔機能の育成、維持、回復、安定を目標に中心位と習慣的顎位を見抜く。
どのような治療法にも顎位をみることの大切さを学ぶ。
誰かの手技手法を否定、批判することは望むところではなく、患者さんのより良い状態を目指して今後も努力し続ける院長のもとで私も研鑽を積んでいきたいと思います。
歯科医師、歯科衛生士、歯科医療従事者の方、一緒に勉強しませんか✨
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